人生も、ビジネスも、スポーツも、選択の連続です。
そして、どんな選択をしてきたのかで現在が決まり、どんな選択をするのかで未来が決まっていきます。
もし、現在、スポーツで思うような結果を出すことができていなかったとしても、悩んだり思い悩む必要はありません。
何故なら、選択を変えれば、より強く、より早く、より上手く、そして、もっとスポーツを楽しめるようになるからです。
■選択の大前提
何かを選択するとき、ベストにこだわっていると判断ができなくなります。
何故なら、どんな方法を選択したとしても、一長一短があり、全ての問題を簡単に解決できる夢のような方法というものは無いからです。
ベストは無いが、ベターはある。
もし、ベターでなければ、選択をし直せばいい。
この2つの事実を受け入れると、ぐっと選択がしやすくなります。
■選択には基準が必要
さて…。
普段、どんな理由で練習方法を選んでいるでしょうか?
✔みんながやっているから
✔有名な選手がやっているから
✔有名なトレーナーが推奨しているから
✔最近、注目されている新しい練習方法だから
これらの理由で選んでいるとしたら、高い確率でベターな選択はできていないと言えます。
また、他の選手が、その練習で自分と同じ課題を解決しているからという理由で選ぶというのもダメ。
それは、課題が同じでも、原因が違うかもしれないからです。
例えば、同じ「パンチ力が弱い」という課題でも、下半身が弱いのが原因なのと、下半身で発生した力を上手く腕に伝えることができていないのとでは、必要な練習は違うのです。
どんな分野でも、ベターな選択をするには基準が必要です。
基準があることで始めて、思考と判断ができるようになるからです。
そして、この基準は、「目的」と、それを達成するのに「必要な条件」で決まります。
■ベターな練習方法を選択するには
練習をする目的は、動きのパフォーマンスを高めること。
そのためには、「カラダのポテンシャルが高い」と、その「ポテンシャルを引出せている」の2つの条件が整っていることが必要です。
もし、現在、思い描くようなパフォーマンスを発揮できていないとするなら、それは、「ポテンシャル」か、「ポテンシャルの引出し」のどちらか、もしくは両方に問題があると考えられます。
その問題を解決すれば、動きのパフォーマンスを高めることができるのですから、「ポテンシャルが低い原因」、「ポテンシャルを引出せていない原因」を洗い出し、それを解消する練習を選べば、ベターな選択ができるのです。