軸力 -JikuRiki-

中心軸の力で身体能力の可能性の扉を開く!

自分のカラダの課題を見つける②

「構造」と「機能」でカラダのポテンシャルは決まります。

この土台の上に、性能を高めることで、ポテンシャルを向上させたり、そのポテンシャルを引出すことができるようになります。

性能を高める練習を選ぶには、性能の課題を見つけることです。

 

■性能を確認する

カラダの「性能」である、筋肉の連動性の確認はバランステストで確認できます。

バランステストとは、実験者が、特定の姿勢をとった被験者のカラダの一部に負荷をかけ、どれくらいの負荷でバランスが崩れるのかを確認するテストです。

 

例えば、腕に掛かった負荷に耐えてバランスを保つのは、腕の筋肉群の働きだけではできません。

体幹、下半身の筋肉群も連動することで、バランスを保つことができるので、このテストをすることでスムーズな連動ができているかどうかを確認することができるのです。

一例をあげるなら、被験者は片足立ちの不安定な状態になり、実験者が腕のAの位置に負荷をかけていき、どれくらいの負荷でバランスが崩れるのかをチェックすることで、連動性を確認することができます。

 

このテストを数種類行うと、カラダのどの部分の筋肉群がスムーズに連動していないのか…という性能の課題を知ることができます。

バランステストのやり方は、今後、このblogで紹介させていただきます。

 

■ベースは構造と機能

筋力、持久力、瞬発力、敏捷性、平均性、柔軟性など、上達をするために、カラダの「性能」を高める練習は熱心に行いますが、「構造」や「機能」を整えていく練習や取組みはほとんど注目していない。これが、多くのアスリートやスポーツパーソンの現状です。

 

しかし、構造と機能は、カラダのポテンシャルを決めるもので、それをベースに性能が発揮されるので、性能を高める練習ばかりをしても、それほど上達はできません。

実際、伸び悩みを感じたり、スランプに陥っているアスリートやスポーツパーソンたちが、構造や機能を整える取り組みをした結果、動きのパフォーマンスが向上したり、記録を出す姿をたくさん見てきました。

 

「上達をするには、性能を高める練習が必要だ!」という囚われから抜け出し、土台を整える重要性を知ることが、ベターな練習方法が選択するには大切なのです。

 

 

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